原子力規制庁 荻野長官へ質問を送付しました

2021年5月18日、原子力規制庁の荻野長官に対し、以下のとおり、質問を送付いたしました。

 

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テキスト版

以下のとおり質問いたしますので、迅速かつ丁寧かつ分かりやすくご回答ください。

 

原子力規制委員会設置法第3条は「原子力規制委員会は、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資するため、原子力利用における安全の確保を図ること(中略)を任務とする」と定めています。

 

現在の原子力・放射線防護に関する規制基準は、ICRP1990年勧告に基づいて作成・運用されており、環境防護そのものについて規制基準を設けていません。

一方、ICRP2007年勧告では「環境防護に関する何らかのかたちの“線量限度”の設定を提案しない」とされています。この点に関し、貴庁からは「必要に応じて放射線審議会における検討を開始することにしております」との回答をいただいています。

 

福島第一原発の処理水の海洋放出については、全漁連や消費者団体等の多くの国民から不安と懸念が示されています。

その払拭のため、海洋放出に向けて、設置法第3条に定められた「環境の保全」という目的と任務に従い、環境の放射線防護について日本独自の規制基準作成を速やかに検討し定めた上で、海洋放出について認可すべきではないでしょうか。今後の方針をお示しください。

また、規制基準に環境防護の必要がないという判断をされる場合は、その趣旨と理由を国民に対し明らかにしてください。

 

併せて、現在の規制基準は環境防護を対象外としていることを文書にてご回答ください。

 

三条委員会である原子力規制委員会は、設置法の規定を順守し、国民に向けた責任を果たすことが必要です。

 

以上

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