バイオ炭について

地球温暖化対策について話し合う国際的な仕組みである『気候変動枠組条約(UNFCCC)』の締約国は、どのような方法で二酸化炭素等の温室効果ガスの排出・吸収を計算するかの目録(インベントリ)を提出することになっており、これが認められると、国際的に温室効果ガス削減量としてカウントされることとなります。

 

我が国が伝統的に活用してきた「バイオ炭」が年月が経過しても燃えるのは長年にわたって炭素を貯留している(=空気中の二酸化炭素を削減する効果がある)からであり、環境省は、数年間専門家会議等でカウントの方法論等を検討した結果、インベントリに掲載することを決定し、4月に正式に気候変動枠組条約事務局に提出することとなりました。

今回の提出対象は、農地へ施用する「白炭、黒炭、粉炭、おが炭、竹炭」です。

 

「炭」でも、燃料用の炭は燃焼によって二酸化炭素を大気中に放出しますが、非燃料用の「バイオ炭」はその中に炭素を貯留しつつ、土壌改良や水質浄化、消臭等、幅広く活用されています。

「バイオ炭」が温室効果ガス削減量の国際的な枠組みの対象と見込みであることから、今後は温室効果ガスの吸収量・削減量を「クレジット」として取引等ができる『Jクレジット制度』の対象とすることとしています。

これにより、新しい経済が生まれ地域活性化にもつながり、伝統的に活用されてきた「炭」が地球温暖化対策と経済の両面において最先端のものとなります。

 

日本の国土の約66%が「バイオ炭」の原料となる森林です。

森林環境譲与税の活用をはじめ、森林の適正な整備が進む中、皆さんも炭博士になって「バイオ炭」を地域で活用してみませんか?

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