無電柱化の推進
近年、激甚化する台風被害や線状降水帯等による風雨により、電柱が倒れて電力・通信網が遮断される事例が多く発生しているため、無電柱化の推進は全国で喫緊の課題となっています。
※令和元年台風15号においては、約2,000本の電柱が破損・倒壊し、約93万戸が停電となりました。
しかし、市街地では既に地中に埋設物が多い場合があり、無電柱化を進める場合に関係各所との調整や施工に時間が掛かることが多々あります。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、地方への本社・支社機能移転、テレワークやサテライトオフィスの需要の高まり、GIGAスクールの拡大等により、郊外において災害時でも強靭な電力・通信網を確保する必要性が高まっています。
そこで、無電柱化に支障が少なく需要が高まっている郊外型の低コスト化のモデル事業を進めることによって低コスト化の手法・資材等を確立し、市街地型を含めた無電柱化全体のコストを下げて施工延長を増やしていくことが必要です。
現在までの無電柱化の低コスト化に関する国土交通省の主な取組
○2015年12月25日 無電柱化低コスト手法の技術検討に関する中間とりまとめ
・概要
・参考資料
○2016年2月22日 電線を道路の地下に設ける場合における埋設の深さ等について
○2018年4月6日 無電柱化推進計画
○2019年3月 道路の無電柱化低コスト手法導入の手引き(案)ver2
※ver1は2017年3月に発出
○2019年9月10日 電線共同溝整備マニュアルの改訂について
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無電柱化の基礎知識
無電柱化の基礎知識は、以下のページでまとめてあります。
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◆参考:国土交通省HP
・無電柱化の推進に関する取組状況(国土交通省)
・無電柱化推進に関する基本的方向性(国土交通省)