越前漆器協同組合「うるしの木植栽事業」

1500年の伝統を誇る「越前漆器」の産地である鯖江市河和田地区では、地区内に10,000本の漆の木を植える「うるしの木植栽事業」を進めています。

植栽事業の経緯

越前漆器の産地である鯖江市河和田地区には、古くは漆の木にかき傷をつけながら漆液を採集する漆かき職人が1,200~1,300人ほどいたと言われています。その漆かき職人が、全国のうるしの木のある所へ足を運び、漆をかき集めていたそうです。
日本で使われている漆の98%は海外、特に中国からの輸入であり、今後の安定確保が不安視されることから、全国の漆器の産地で漆の木を栽培する動きが出てきました。
越前漆器協同組合では、「うるしの木植栽事業」として、平成27年度から福井県の補助事業「ふるさと特用林産物再生事業」の採択を受け、年1,000本、10年間で10,000本の植栽を目標に事業を進めています。

 

 

植栽の実績と今後の予定

  平成27年度(H28.3)  400本(尾花町)
  平成28年度(H29.3) 1,000本(片山町)
  平成29年度(H30.3)  700本(河和田町)
  平成30年度(H31.3) (本数、場所未定)
    ※以降、地区内で、毎年1,000本を目標に植栽予定

 

樹木の植栽・漆かきについて

漆が取れるようになるには、木の直径が10cm程度になる必要があり、土壌や日当たりなどによって、10年から12、13年かかると言われています。本事業では、10年間、毎年1,000本を目標に植栽を行うことで、毎年漆をかき取ることが可能になります。
かき取った漆の木は切り倒しますが、そこから新たな芽が出て、10年後には再び漆を取れるほどにまで成長します。

 

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