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報道では、ロシア宇宙庁長官が2009年12月30日に会見し、小惑星アポフィス(直径約350メートル)の接近に対して、地球衝突を回避するための専門家委員会を設置する計画を明らかにしたことが伝えられています。衝突予測の年は2036年とする報道もあります。
この件について照会したところ、文部科学省、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の見解は次の通りでした。
(1)太陽系には、9個の惑星やそのまわりを運動している衛星以外に、小惑星や彗星といった小さな天体が多数存在しており、近年、観測技術の向上とともに、確認されている数も増加している。
(2)このような地球近傍の小天体については、国際協力・協調により観測することの有効性が指摘されており、国連の常設委員会の一つである宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)においても、地球近傍の小天体の観測技術、小天体の軌道などについて情報交換等が行われている。なお、同委員会には、日本のほかロシア、米国などが参加している。
(3)小惑星アポフィスについては、国際的にも、地球近傍の小天体の一つと認識されており、2004年頃から各国の専門家による軌道計算が行われてきている。その地球への衝突確率はNASAの予測では、発見当初、0.027とされていたが、現在は、0.0000074と極めて低い確率であるとされている。
(4)このように、地球近傍の小天体に関して、日本は国連をはじめとする国際的枠組みの下で協力している。
――以上でありました。この件については今後とも注視して参りたいと考えます。